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ある。
なお、路線バスでは、リフト使用は50トリップ/日となっている。

 

(2)MBTA(マサチューセッツ湾岸交通公社)
?パラトランジット(THE RIDE)
サービス地域は78市62地域の35,000人をサービスの対象として、door−to−doorのサービスを行っている。1996.7−1997.6の会計年度予算は2,000万ドルである。RIDEは民間会社7社と契約して運行している。
現在250台のリフト・バンを保有している(130台はMBTAが購入、120台は会社が購入)。リフトバンは4台の車いすを乗せることが出来る。
営業時間は6:00am−1:00amであり、予約システムは契約している会社毎に実施している。なお、私企業のリフトバンは片道$50、長距離は$200と高い。MBTAでは$1である。
ちなみに、運転手と従業員は80時間の障害者対応教育を受ける。
?固定路線サービス
障害者対応はADA施行以前の1982年にリフトバスを導入し、全米で6位の規模で最初に運行サービスを開始した。
現在1,052台のバスを保有しており、790台(75%)にリフトが付いている。155路線で52路線がアクセシブルになっている。1995年の1年間で9,000人が乗車している。Call-a-Lift Busプログラムがあり、事前に利用を予約できる。必ず予約する必要はない。
前扉にリフトを設置していたが、交通事故で前扉が破損した。このため中扉にリフトを設置している。運転手は席を離れて、車いすの乗り込み介助からベルト固定まで運転手が実施している。
なお、低床バスは、雪が多いため採用は無理である。

 

(3)Metoro(キング郡首都シアトル交通局)
?パラトランジット(ACCESS)
キング郡が独自に実施しているサービスの対象人数は22,000人であり、若い障害者、

 

 

 

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